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骨粗鬆症治療に新薬登場

2019.03.11

骨形成促進作用と骨吸収抑制作用のデュアル・エフェクトを有する新たな作用機序を持つ骨粗鬆症の新薬(ロモソズマブ~商品名 イベニティ)が発売されました。ロモソズマブは、スクレロスチンを阻害するヒト化抗スクレロスチンモノクローナル抗体であり、既存の骨粗鬆症薬剤とは異なる作用機序を有する薬剤です。骨細胞によって骨内部で産生される糖タンパク質であるスクレロスチンは、骨芽細胞による骨形成を抑制するとともに、破骨細胞による骨吸収を促進させるとされており、ロモソズマブはこのスクレロスチンに結合してその作用を阻害することで、骨形成促進作用と骨吸収抑制作用のデュエル・エフェクトを発揮するとのことです。従来の骨吸収抑制剤(ビスフォスホネート製剤や抗RANKL抗体など)や骨形成促進剤(PTH製剤)とは異なり骨形成促進・骨吸収抑制両方の効果を有する新たな薬剤として骨量増加や骨折抑制に役立つ薬剤として期待しております。当院においてもロモソズマブによる治療を開始いたしました。詳細については整形外科外来にお問い合わせください。

効能・効果

骨折の危険性の高い骨粗鬆症:低骨密度・既存骨折・加齢・大腿骨警部骨折の家族歴など骨折の危険因子を有する患者

用法・用量

通常成人には本剤210mg(105㎎×2)を1ケ月に1回、12か月皮下投与する。~投与終了後は骨吸収抑制剤による治療を行う。

 

 

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