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当院は、まだ武蔵境駅前に畑が多かった昭和２９年に開設いたしました。平成２６年には開設６０周年を迎えました。開設当時は、当院から線路を走る中央線の姿が一望できたと聞いています。
それから６０年の月日が流れ、周りの風景も、大きく様変わりしましたが、今でも、当院の屋上からは、高架になった中央線を見ることができます。

武蔵境病院も、時代の変遷に合わせて病院機能を見直してまいりました。
開設当初は、国民病と言われていた肺結核を専門に治療する病院としてスタートし、昭和４０年代にはベビーブームの到来に合わせて産科医療も行っておりました。
時代は平成に移り変わり、押し寄せつつある超高齢化社会に向けて、医療療養型病床の設置、リハビリテーション科の新設を行いました。
また、老人保健施設あんず苑や小金井あんず苑、在宅で療養される方々へのサービスとして居宅介護支援事業所を併設し、子育て中の方々へのサービスとしては武蔵野市から委託を受けて病児・病後児保育事業（プチあんず）も行っています。

私たち武蔵境病院は、基本理念である「地域に暮らす人々の健康を守る」を第一義に掲げ、地域のかかりつけ医として真に必要な医療サービスを追求していきます。
そして私たちは地域を愛し、地域の皆様から愛される病院でありたいと考えています。