小児アレルギー科

アレルギー小児喘息

アレルギー

アレルギーで悩むお子さんやご家族にとって快適に生活できるようサポートいたします。小児期のアレルギーは、年齢によって発症しやすいものとそうでないものがあります。お子さんの成長段階に合わせて、適切な診断、適切な治療が必要です。アレルギーとの上手なお付き合いの仕方やアレルギーの年齢による変化なども、お子さんひとりひとりの体質によって少しずつお話しすることが変わってきます。

当院では、木曜日の大熊香織医師が「アレルギー専門医」となります。もちろん他の小児科医でも対応はできますが、より専門性の高いお話が聞けると思います。

主な症状
食物アレルギー、アレルギー性鼻炎・花粉症、アレルギー性結膜炎
アトピー性皮膚炎、小児喘息

受診される際

アレルギー相談の初診の方は下記のような「メモ書き」をご用意していただくと、診察がスムーズに進みますので、可能な範囲でご協力ください。

・初めて症状が出た時期
・症状の具体的な内容
・その後の症状の経過
・これまでに受けた検査の結果
・これまでに使用した薬の名前
・ご家族にアレルギーの方はいるかどうか

◇エピペン処方をご希望の場合は、患者様ご本人の受診が必要となります◇

 

小児喘息

ぜーぜー苦しい・・。苦しくて眠れない・・。
気管支喘息は、典型的には発作時に咳や喘鳴(ぜーぜー)を認めて呼吸困難になる病気です。慢性の気道炎症があり、何かの刺激によって気道過敏性が亢進して発作を起こします。
症状は自然ないし治療によって軽快しますが稀に呼吸困難状態となります。しかし乳幼児はアレルギー性の喘息でなくても気道感染に伴って喘鳴が聴かれることも少なくありません。
小児喘息の治療は、“症状のあるときにする治療”(発作時)と、“症状が落ち着いているときにする治療”(長期管理)とに分けて考えることが大切です。特に、喘息は慢性の気道炎症なので、症状のないときの治療が重要となります。治療には内服薬、吸入薬などがあります。

ダニやスギが原因のアレルギーの場合は、舌下免疫療法も受けられます。発作の誘引(気候、寒暖差、お部屋の塵やダニ、ペットの毛、タバコの煙、感染症、運動など)やその対策について考え、お子さんにあった管理の方法を見つけていきます。

炎症が長期間続くと気管支が硬くなって、気道が狭いまま戻らなくなり、大人になっても呼吸機能が低いままになってしまうことがあります。
喘息は、根気よく治療を継続すれば、コントロールのできる病気です。特に小さなお子さんの喘息治療は大変ですが、ご家族の協力の元、子どものうちから、喘息をコントロールしていくことが非常に重要です。

« 小児科トップへ